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2010年04月 アーカイブ

「まだ」と「もう」の心

現象を明るくとらえるか、暗く見るか。

これは本人自身の問題ですが、結果は雲泥の差があります。

かつて私は数年間、東京都内の神経科の医院で患者の相談を受けたことがありました。

いちおう話を聞いた後で、机の上のコップの水を半分ほど飲んで、

「あなたは、このコップの水をどうみますか?」

と質問すると、いろんな答えが返ってきましたが、大別すると「まだ」と「もう」でした。

つまり「まだ半分ありますね」と、「もう半分しかありませんね」という答えです。

このひと言で本人の心の持ち方がだいたい判明するのです。

「まだ・・・」はゆとり、楽観的、積極的、意欲的な心の持ち主。

「もう・・・」はあせり、悲観的、劣等感などの心の持ち主であることが想象できます。

病気の回復はどちらが速いか、言うまでもないですよね。

「まだ」と「もう」の心 その2

小企業の経営者で経営に行き詰まって、自殺をする人もあれば一方、危機を乗り越えて飛躍する人もいます。

「資金ぐりが悪い、売り上げが落ち込んだ、もうだめだ」と考える人は敗者。

「資金ぐりも、売り上げも悪い、死にたいほど苦しい。しかしなにかいい方法があるはずだ」と創造的に考える人は勝者になるのです。

大正のころ松下幸之助氏が自分の発明した二股ソケットの販路を広げるため東京へ行きました。

地図と首っ引きで、東京のあちこちを回り、売り込みをしましたが、結果は失敗。

東京の気風としては初物は売れないし、江戸っ子気質は大阪の商人にあまり好意を持たなかったのです。

しかし、彼はそのとき東京は売りにくいところだと思わなかったのです。

東京人は義理堅いから、うまく食い込めばかえって成功するのではないかと考えたそうです^^

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