花のお菓子たち

花見団子
薯蕷饅頭を渦の形にまとめ、うっすらと水色に染めぼかしたもの。

ぬるんだ水がそよぐ風などに揺れて静かに輪を広げていく穏やかな光景が想像される。

(末富)

花の水
薯蕷饅頭を渦の形にまとめ、うっすらと水色に染めぼかしたもの。

ぬるんだ水がそよぐ風などに揺れて静かに輪を広げていく穏やかな光景が深蒸し茶を飲みながら想像される。

(末富)

花くれない
緑色と薄紅色の染め分けに仕上げた黒餉入りの金団で、紅餅種になっている。

花は紅、柳は緑ということばから四月に好まれ、春の美しい景色を思わせる。

(鶴屋吉信)

嵯峨の春
嵯峨野は春の桜、秋の紅葉とその美しい風情を愛でられる。

嵐山の桜、大沢の池の桜と遠目には雲と見まがうほどの美しさである。

薄紅の道明寺皮に仕立て、氷餅の粉をまぶしている。

春の色合いが、ほのかにうかがわれる。

(川端道喜)

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